当院の入れ歯治療

「保険診療の入れ歯は噛みづらい」と思っていませんか？

当院では、経済的なご負担が少ない保険診療でも、噛み心地にこだわった入れ歯をご提供しています。

毎月、総入れ歯を３～４件、部分入れ歯を含めると１０件もの入れ歯をお作りしています。院長は、歯科医師免許を取得してから長年にわたり入れ歯治療に携わってまいりましたが、トータルでは1,000件以上の入れ歯治療を行ってきました。

愛知医大の口腔外科など、以前の勤務先でも、現医院でも、入れ歯の治療をご希望される患者さまが大勢ご来院されますので、自然と入れ歯治療の経験を多く積み重ねております。

当院では、保険診療でお作りする入れ歯と、自費診療の入れ歯の違いは、使用する歯科材料が異なる点のみです。作り方の細かいステップに関して、大きな違いはありません。

一つひとつ使いやすさにこだわって、ていねいにお作りしています。各工程でさまざまな配慮を行い、なるべく入れ歯が出来上がった後で調整を繰り返さなければいけないといった面倒がないよう、工夫しています。

初めて入れ歯をお使いになる患者さまの場合は、当院ではまずは保険診療で作れる入れ歯からご提案しています。なぜなら、いきなり自費診療で、負担額の大きい高価な入れ歯を入れたとしても、必ずしも上手くお口になじむとは限らないからです。

たとえば、ゴルフやテニスを始めたばかりの方が、いきなり上級者用のクラブやラケットを手に入れるとします。しかし、そもそも初心者の場合はせっかくの道具を使いこなすことができず、上手くいかないこともあります。スポーツで使う道具と、お口の中で使う入れ歯には違いがありますが、入れ歯の場合もいきなりお金をかけた高価なものを使い出すより、まずは基本となるような入れ歯を使っていただき、「入れ歯」そのものに慣れていただくことから始めることをオススメしています。

実際に、当院では、ほとんどの患者さまが保険診療の入れ歯だけで問題なく生活されています。

その上で、よりランクが高い装着感や使用感、見た目の自然さなどを求められる患者さまが、自費診療の入れ歯を選択されることがあります。そういった場合も、一度、基本の入れ歯を経験されてから自費診療の入れ歯へ移行していただくことで、素材の違いなどによるメリットをご自身の体感としてご理解しやすくなります。

「噛める」「違和感の少ない」入れ歯の作製には、技術をしっかり持った歯科技工士の存在が欠かせません。

当院には、20年以上の経験をもつ専属の歯科技工士が在籍しています。歯科医師と歯科技工士の間で、頻繁に意見交換を行うことができますので、より精度の高い技工物のご提供が可能です。

歯科技工士が常駐していますので、患者さまのお口の中の状況を、必要に応じて実際に技工士が直接チェックさせていただくことができます。あごの骨の状態などを見ながら入れ歯を作成できますので、歯並びを見ながら行うちょっとした調整なども、迅速に対応が可能です。

また、噛みやすい入れ歯ほどついつい硬いものを噛んでしまいがちで、無理をしすぎると入れ歯の破損や破折を招くことがあります。そういった場合でも、当院では技工士による修理にご対応できますので、お気軽にご相談ください。

より良い入れ歯をお作りするためには、歯科医師と歯科技工士の緊密な連携と、そしてなにより、実際にお使いいただく患者さまと息を合わせることが大切です。

入れ歯の型を取ってから完成させるまでには、数多くのステップがあります。完璧を目指すためには、各過程で、微々たる誤差との厳しい戦いをクリアする必要があります。

当院では開業の際、院長が大学病院での勤務時代に知り合った信頼のおける歯科技工士にお願いし、スカウトに成功しました。確かな技術と知識を持った技工士であることと、院長との長年の付き合いにより、今ではいわゆる阿吽の呼吸で仕事を進めております。その結果、患者さまにより良い入れ歯をご提供しています。